軟派

軟派(ナンパ)とは
(1)強硬な意見・主義をもたない一派。
(2)詩や小説を読みふけったり、異性との交際や流行の派手な服装を好む若い人々。
「―学生」
(3)新聞で、社会面や文化面などを担当する記者。
(4)株式や商品市場で、相場が先行下落すると見て、売りに出るグループ。弱気筋。
(5)遊びを目的に異性に交際を求めることをいう。
「かわいい子を―する」
⇔硬派

と、いう意味らしい。(「大辞林 第二版」による)

まぁ、たいていは(5)の意味で使われることが多いと思う。そして、私は生まれてこのかた、そのナンパというものをされたことがなかった。かわいらしい制服を着用していてた女子高校生の時にもされず・・・。ぴちぴちの女子大生の時にもされず・・・。したがって、生涯この先もそんな経験はできないもの。と、思っておりました。別に誘ってほしいわけではないが、友人らは声をかけられるのに、私は声をかけられないって・・・。それって、なんかちょっとねー。なーんて思ってた。が!!!がーですよ。物好きもおるもんですなー。そして、感想。→もう二度といいや。笑。

内容はこんな感じ。
電車でのこと。日曜日の夕方ですから、帰路を急ぐ人で混んでいました。もちろん、座れず・・・。しかたなく立ったまま、友人からもらった本を読みふけっていました。外との温度差に出てくる鼻水を気にしながら。(倒置法)
んで、ふと顔を上げると横から本を覗き込む人が・・・。んで、「何って言う本?」って聞かれた。面倒なので表紙をチラッと見せて、また本を読むことにした。でも、質問は続く。「その本、どこで買ったの?」確かに電車の中で人が読んでいるものって、気にはなるよなー。よほど、この本が気になるのか、本好きか・・・。なんて、思いながら「友人からもらいました。」と答える。
が、質問内容が本とは関係なくなってきた。そして、しつこい。
「どこで降りるの?」
「この辺の人?」
「一人暮らし?それとも家族もいっしょ?」などなど。
あー。もう。面倒くさい!!!本が読めやしない。もしやこれが、ナンパというものなのか・・・。友人らの話を思い出しながら今頃気付く私も私だ。ただ・・・。友人らの話と違うのが・・・。
これらの質問すべて英語。たぶん、彼の話によると、日本に来て1年強。アフリカ系アメリカ人。したがって、訛りが強く聞き取りがむずかしい。なので、私もついつい「は?」って聞き返してしまったのだ。すると→彼がまたしゃべる→聞き取れたことに安心し「あぁー。」なんて言いながらうなずいてしまう→また彼が喋る。→会話が続く・・・。
たぶん、これがふつーの日本語で話しかけられていたなら・・・。完全無視だったでしょうに。こんなとこでも私ったらピエロなのね。
電車で変な汗をかきました。もう、ナンパ結構です。笑。