愛でる。

『めでる・・・1美しさを味わい、感動する。(大辞泉より)』
色んなものを愛でる。たとえば、月とか、花とか、海とか・・・。色々。
ところが、なぜか山の美しさを味わったりするという感覚が今まで私の中になかった。と、いうことに気がついた。きっかけは友人が、友人宅の近くにある山を絶賛し自慢げに話すから。実家にいたころは阿蘇が近くにあったが、阿蘇は愛でるというよりも、そこに行って楽しむものだった。温泉とか噴火口とかその途中のドライブとか乗馬とか。だからふもとから眺めたりしたことがなかった。そんなにすごいものなのかと、眺めてみると、自慢するだけのことはある。迫力があった。こまごまとした人間が作ったものの後ろに堂々としている。山もゆっくりと眺めてみると面白い。移動して角度を変えて眺めてみるのも面白い。
そこに行って体感するのも良いけれど、遠くから愛でるのも良いものだなぁ。と。